シャンタン
かんながらの物語は真実とフィクションが入り混じっています。
実名のまま登場する人もいれば、仮名で登場する人もいます。
その中にシャンタンという謎の人物が登場しますが、シャンタンとはサンスクリット語で「静寂」を意味します。
このような名前は、ダルマージの弟子になった時にもらうサニヤスネームです。
ダルマージのモデルはバグワン・シュリ・ラジニーシ。
晩年はオショー・ラジニーシと名乗っておられました。
講話録も多く出版されていますから、ご存知の方も多いでしょう。
もうお亡くなりになりましたが、彼の存在に対する深い洞察は今も色褪せることはありません。
ちなみにAはスワミ・プレム・アルチャンという名前をもらっています。
スワミは僧
プレムは愛
アルチャンは祈る人です。
ダルマージは宗教組織を否定していたので、彼のもとに入信するというよりは、弟子入りするといった表現が適切かと思います。
弟子をサニヤシンと呼びました。
サニヤスとは過去との決別を意味していて、それまでの自己の象徴である名前を捨てて新しい名前を名乗るのはそれなりに意味があると思います。
いつも自分を「愛」「愛」と呼んでいれば、それなりのムードが漂いますし、「悪」「悪」と呼んでいればそのような資質を発揮するかもしれません。
シャンタン・・・静寂
この名前も大好きです。
ちなみにこのモデルになった実際のシャンタンは、昔の100円札の板垣退助みたいな髭を生やした、物静かな初老の男性でした。
自分を「シャンタン」「静寂」と呼んでいたので、そのような質が強化されたのだと思います。
もう少し、物語の解説をしてみましょう。
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