不思議な衝動
「天河の巻」で喜納昌吉さんが出てくるシーンがあります。
お祭りは1週間続いたのですが、たしか2日目に喜納昌吉とチャンプルーズのみなさんが出演したんだと思います。
もしその出演が最終日だったら、僕は全部のお祭りに神官として参加したのですが、あのようなことがあったせいで、実質2日しか出られませんでした。
あのような出来事・・・・
物語の中で、僕が神主の装束のまま舞台に駆け上がって踊りだしたというエピソードはすべて事実です。
でも僕はいつも踊るような人間じゃないんです。
ディスコブームの頃は毎日のように六本木に出没しましたが、人様のコンサートで踊りだすほど、踊りが好きなわけじゃありません。
あの時は、腹のそこから湧き上がってくる、何ともいえない衝動に駆られてのことです。
今考えて見ますと、その勇気は大変なものだったと思います。
結果はオーライでしたが、僕ごときが240年ぶりの大祭をぶち壊してしまう可能性があったからです。
でも・・・もしあの時踊らなければ、その後の僕の人生も大きく変わっていた可能性があります。
人生とは、まったくもって不思議なものです。
これからも応援よろしくお願いします。