真の教育改革

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2008年01月02日 11:37

時代が大きく変わる中で、新しい時代を生きる新しい人類を育てることが必要です。

そのための教育改革ですが、政府機関で議論されている教育改革は、枝葉の改革であって、根本的には何一つ変わっていません。


それは単に、生計を立てるための人間を育成しているだけであって、存在自体への洞察を何一つ与えていないのです。


しかもその根本は、あいかわらず競争原理でできています。

相手を負かして自分が優位に立つこと。

どんな種類の競争も暴力的であり、それは愛とはもっとも離れた人間を作り出すことになります。


と同時に、思いやりを持て、隣人を愛せなどと教えます。


競争を奨励し、その片方で愛を奨励する。


そのようにして分裂した自己を抱えてしまうのが今の教育です。

だから誰もが心の中で葛藤を起こし、誰もが病んでいるのです。


さらに目指すべきは、名声であり、あらゆる野心の達成です。

それはいつも未来志向です。

今日の授業は、いつの日かの試験のためであり、今日の努力は明日の幸せのためにあるという姿勢が、すべての前提になっています。


そうやって、今日という日を明日のために犠牲にするという生き方を、誰もが信じて疑わない世の中になっているのです。


物質的豊かさを追求し、繁栄を唯一の価値としてきた時代には、このような教育はうまく機能したことでしょう。

その代償に人々は、幸福観や安心感を犠牲にしてきました。


そしてそのような時代は終わろうとしています。




新しい時代には、新しい大前提が必要になるのです。






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