性について
僕らは自分が自覚している以上に、性に対して関心を持っています。
でもそれはあまり表に出てきません。
性はとても身近なことで、僕たちはみな両親の性交渉によって生まれていますし、性は生きている基盤でもあります。
でも「性」というテーマは、とてもデリケートなものです。
たとえば僕がここで「性」について赤裸々に語れば、それは一部の人たちに大きな抵抗を持たせてしまうでしょう。
大切なことだからと言って、街頭に立って「性」について演説している人を見たこともありません。
それは暗黙のタブーなのです。
だからこそ、このことは見えない所で人々に影響を与え、それが表面化しないので、みんなが個人的な問題として抱え込み、いつまでたっても暗く秘密めいた状態であり続けるのです。
ある心理学者は、もしわれわれが10代のうちに、性に対する健全な理解と、適切な処理が行われていれば、この世の犯罪(性犯罪だけではありません)の多くは、消えてなくなるだろうと言っています。
執拗なまでの権力欲や支配欲は、歪んだ性が原因だとも言われています。
性に対する我々のあやまった抑制は、脳に何らかの影響を与えているのかもしれません。
このようなタブーに踏み込む勇気を持てば、健全な社会建設につながっていくのは明白なのですが、誰もそこに着手しようとしません。
それくらい性は、デリケートで困難なテーマなのです。
この情報が多くの人に届きますように。
これからも応援よろしくお願いします。