たねあかし

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2008年02月15日 16:21

説明のつかない可能性で奇跡的な出会いがあり、ほんのわずかなタイミングの一致によって人生そのものが大きく変わっていく経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。

かんながらの物語は、そんな人生の不思議な巡りあわせを書いてきました。


それは人知を超えた計らいであり、ダーマ(法)の世界の仕組みなのだと思います。


実際、今現在も多くの奇跡が起きていて、この物語はエンドレスで続いていくのかもしれません。




さて、第二部を書こうと思っているのですが、その前に整理しておかなければいけないことがたくさんあるように思います。

そもそもこの物語は漫画の台本のつもりで書き始めたものです。


したがって荒唐無稽なエピソードが登場したりしますが、その真意は、事実とフィクションを組み合わせることで、どこまでが事実でどこからがフィクションなのかわからなくなり、漫画がドラマチックになるという考えからでした。


書いたのは1999年の暮れですから(当初は7つの鍵の巻で終わっていました)、すでに10年近く経ったわけで、あれから時代も大きく変わり、僕の社会的環境や、物語の存在理由も変わってきました。



今僕は思っています。


いったん物語を解体し、事実とフィクションをはっきりと読者にお伝えすることが必要なのではないかと・・・


それによってファンタジックな興味は消えますが、この先書き進めていく予定の第二部の展開に、信憑性を持ってもらえるのではないかと思うのです。


第二部は、できるだけ事実に忠実に描いてみたいと思います。



フィクションを入れなくても、事実は小説より奇なりというわけで、十分に好奇心を満たす内容になるからです。




そんなわけで、次回からはかんながらの物語に描いたフィクションの部分を紹介することで、事実を明らかにしていきたいと思います。



これからも応援よろしくお願いします。