サニヤスネーム
そこまでのめりこんでいたバグワンと、天河神社との間に、深い御縁があったことも後になって知りました。
もともと日本のサニヤシン(バグワンの弟子)たちが、天河神社を気に入り、何かあるたびに天河に集合していたとか、バグワンの絵の展覧会を天河でやったとか、物語にも登場するように神殿の地鎮祭の時に、その地中深くにバグワンから送られた90万年前の隕石が埋められたとか・・・あれやこれやたくさんのご縁があったのです。
シャンタンがいろいろと教えてくれました。
そのひとつひとつが、僕にとってはとても不思議でした。
その時直感したのは、僕もインドに渡って、バグワンの弟子(サニヤシン)になるのかもしれないということでした。
弟子になろうがなるまいが、そんなことは単に形にすぎないという考えもありましたが、どちらでもいいなら、なってみたいという気持ちがありました。
そしてそれはわずか数ヵ月後に実現します。
昌吉さんのコンサートに、何人ものサニヤシンが同行していました。
(そもそも昌吉さん自身がサニヤシンでした)
その中に、ジャハンとアートマラマという2人の男性がいました。
変な名前ですが、これがサニヤスネームです。
それまで俗世で使っていた名前から、新しい名前を名乗ることで、心境を一変させるのが狙いですが、この様式は、あの○○教という狂気の集団が真似をして、地に落ちてしまいました。
しかし名前というのは自己イメージに直結するので、名前を変えるというのは、ある程度効果的だと思います。
たとえばシャンタンというのは「静寂」ですが、自分を呼ぶたびに静寂をイメージするわけですから、内なる影響はあると思います。
もちろん自己イメージとは、自我(エゴ)のイメージであって、最終的には自我を超えるところを目指すのですが、サニヤスネームはそこに向かうための一段階で、ちょっとましな道具のようなものです。
今日もよろしくお願いします。