2008年05月26日

天河と洞川

天河神社がある坪内地区の民宿が満員の場合、そこから車で10数分離れたところにある、洞川(どろがわ)温泉がお勧めです。


天然温泉で、快適に過ごせる旅館も多くあります。



洞川地区は同じ天川村だというのに、天河神社がある地区とは対照的なエネルギーを持っています。


天河が女性エネルギーだとしたら、洞川のそれは男性エネルギーそのものです。


それもそのはず、洞川は山伏達のメッカだからです。


1300年もの間、女人禁制のままの大峰山修験道。

その大峰山系の入口が洞川温泉郷なのです。




だから天河地区と洞川地区を往復すれば、そのあきらかな違いが誰にでもわかると思います。


特に洞川から天河に入った時は、そのしっとりとした優しい波動が強調されて感じます。



反対に天河から洞川に入ると、その力強さに圧倒されます。




僕が最初に洞川を訪れた時、その一角に古い八幡神社を見つけ、何気にその階段を上って行きました。

じつは昼間から酒を飲んでいて、ほろ酔い気分で神社に入っていったのですが、階段を登りきったところにある馬の銅像の前で、何者かに突き飛ばされるような感じで強く押され、数メートルもよろめいてしまいました。


もちろんそれは突風だったと思いますが、僕としては何者かに突き飛ばされたような感触があったので、すぐに天河にもどり、神主に話したところ、無礼があったかもしれないからお詫びに行こうと言われ、お神酒を持って再びもどり、そこでお祈りさせてもらいました。


その後は何事もありませんでしたが、なんとなく奇妙な体験でした。


まるで洞川が怖いところのように書いてしまいましたが、神聖な場所だということを忘れずにいたら、とてもダイナミックで興味深い地域です。





Posted by Blog Ranking at 09:54