2007年08月02日

帰依

向さんとは付き合いが長いけれど、このような話は初めて聞きました。

見性(悟り)の後、先輩の僧侶達に一喝したというのは最高ですね。



そこには自分が得た体験がとてつもなく素晴らしいものであったことと、それを導いてくれた老師への絶対的信頼が見て取れます。



おそらく、臘八大接心(ろうはつおおぜっしん)という一週間不眠不休で坐禅をしまくる荒行に参加したときの向さんは命がけだったのでしょう。

死んでもいいという思いがなければ、できないことだと思います。




そのような覚悟を持てた背景には、父親の急逝という出来事もあったのでしょうが、それ以後に出会った禅の老師に対する深い信頼があったからだと思います。




僕たちは人生の中で、命をかけるくらいの信頼を持った事があるでしょうか。


その信頼が帰依と呼ばれるもので、帰依こそが「悟り」への最短距離だと思われます。



このことは直接向さんとお話したわけではないのですが、僕はそのように思いましたし、それほどはずれていないのではと思います。


またそんな話も伺ってみたいものです。




早く向さんから続きが届かないか待ちわびています。





多くの人に届きますように




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