2007年08月04日

無字の公案

向さんの文中に「無字の公案」って言葉が出てくるけど、この「公案」こそが雲水(修行僧)を悟りに導く仕掛けらしいのです。


参禅といって、老師の待つ部屋に出向いて、そこで老師からもらった問題(公案)を命がけで解くのです。




有名な公案のひとつに

「隻手の音声」(せきしゅのおんじょう)というのがあります。


両手で手を叩けば「パシッ」って音がするけど、片手だったらどんな音がするかって問題。



答えは「シュッ」


いやいや

「スカッ」


いやいや

「無音」


いやいや

「*+$#!?」



結局はいくら考えても答えはなくて、そのうち頭が疲れ果ててショートしてしまって、その時、頭がガサッと落ちてしまって、そこに残るのが悟りの境地ではないかと想像するわけです。



向和尚も数限りない公案と取り組んで、それをクリアしてきた経験を持たれているようです。


そのたびに師から認可証明というのをもらうらしいのですが、僕はよく知りません。




向さん、次はそんな話も聞かせてください。





これからもお楽しみに




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