2007年09月07日

源に徹する秘訣

向和尚から、今日もメールを頂いていました。

実は昨夜から頂いていたのですが、今見つけました。


いつもながら、スカッと切れ味のいいメッセージに嬉しくなったところです。


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「空から悟り光線でも降ってこないですかね」って…。

一人の力じゃ無理でも、衆力・衆縁といって大勢の力を結集できれば、「空から悟り光線」も降ってくるかもしれませんよ。



19日の「くるくまの森」の星空でのもとでの祈りと瞑想の会が、そんな天に祝福された集いになることを祈っています。




ところでブログに偉そうなことを書いている私ですが、ちょっと油断すると妄念・妄想の世界にとらわれていることが多いのです。

ただし、その内容については恥ずかしくって言えません。



そう、私が40年ちかく坐禅を続けて悟ったことは、

「煩悩は決してなくならない。だからこそ、油断せず傲慢にならずに修行を続けよう」ということです。



そこで今回は、妄念妄想から離れ「いまここの一なる源泉」に徹底するため、私が日ごろ心がけていること、秘訣を紹介しましょう。




秘訣1
 
本来「一なる源泉」に生かされているのですから、あるがままの自分を信頼し疑わない。
 
ありのままの自分に、「こんなふうでいいのか?」なんて疑いをおこさないことです。
 
私は、人を殺したり迷惑をかけたりしないかぎり、すべて許されていると思っています。
 
世間体やひとの評価なんか、自分のリアルな人生にとって何の価値もないと確信しています。

一杯のお茶を美味しくいただける、行く雲や野の花に感動できる、人と楽しく語りあえる、そんな身近でささやかなことがリアルな人生の幸せだと思うのです。 
 
老人ホームで、あと数ヶ月で「ご臨終」という時でも、安らかで楽しい生き方を追求することです。

皆いずれ死ぬのですから。
 
自分を信頼し疑わず、そして安らかに死ぬための真言は、「ナムアミダブツ」です。
 
坐禅は「安楽の法門」ですから自信を養うことにもなります。毎朝晩10分でも続けることです。




秘訣2
 
妄念・妄想や迷いがおこったら、胆をすえて「いまここ」にかえる。
 
背筋をのばし、息を吸い息を吐いて、胆に気を満たして「ヨッシャ!」と気合いをかける。




秘訣3
 
1,2は自分自身を律する方法ですが、3は人と良い関係(勝縁)をつくる秘訣です。 

あるがままの自分を信頼し疑わなくなれば自足の境地が育ち、まわりの人に期待したり 干渉しなくなります。
 
まわりの人へは、祝福とエールを贈ることに専念すればよいのです。
 
私の祝福とエールを贈る真言は、「オン カーカー カビ サンマーエイ ソワカ」の 地蔵真言です。



真言は、人を「一なる源泉」に誘い「一なる源泉」より発せられる言葉です。

「ああそう」とか「それはよかったね」とかの相手の心に寄りそう言葉や、 

「ああありがたい、ああもったいない」の感謝の言葉も日常における真言です。



真言を繰り返しくりかえし唱えることで、深層意識に「一なる源泉」への太い水脈を彫りこむのです。つまり良い心の習慣をつくるのです。


それでは皆さん、今晩はこのへんで、
 
         

「オン カーカー カビ サンマーエイ ソワカ」  




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ありがとうございました。

まさに我が意を得たり。


僕も朝晩の坐禅に徹します。






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