裏ブログ

そんなある日、そのうちの一匹の子猫が、帰宅した僕に近づいてきて、僕の足に頬を摺りつけてきたんです。


いつもなら４匹がクモの子を散らしたように逃げていくのに、何が起きたのかと思いました。



暗くなった夜道でしゃがみこんで、恐る恐る手を差し伸べました。


子猫は逃げずに、手にまとわりついてきます。




僕は心の中で決心し、思い切って抱き上げてみました。


すると・・・おとなしく抱かれたのです。




その時の柔らかい毛の感触は今でも忘れることができません。


とても感動しました。




その猫は白地に黒のブチ模様の一匹でした。

尻尾がまっすぐではなく、途中で折れたように曲がっているのが特徴でした。




その猫とは、その後さらに不思議な因縁を感じることになります。




僕はいま、確信めいた考えを持っています。


この世での出会いは、人間だけでなく、ペットとも何かしらの深い縁で出会っているということを。






つづく







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