2008年01月14日

欲望と執着

性に対するアプローチだけでなく、彼は欲望に対してもユニークな態度をとっていました。

好きなものを手にいれ、好きなものを食べ、好きなことをすることに、何の問題もないと言うのです。



簡単に彼のメッセージを要約すると、何を手に入れてもいいし、何をしてもいいが、それを自覚的にやり、それに執着するなということです。



十分な自覚を持ってすれば、いわゆる悪事は行うことが困難です。

無自覚だから良心を裏切ってしまうのです。



そして執着心は問題や苦しみを引き起こします。

なぜならこの世の現象は、すべて諸行無常、何事も移り変わっていくからです。



それなのに、このままの状態でいてほしいとしがみつくのは宇宙の理に反しています。

理に反すれば、そこに苦しみが生まれるのです。



バグワン自身も、自分が欲しいと思ったものや、好きなものは、素直にそのまま伝え、行動していました。




そうそう、彼は自動車を運転するのが好きでした。

広大な敷地を嬉しそうに車で走っている映像を見たことがあります。


しかもロールスロスが大好きでした。


彼を慕う世界中の人たちが、彼にロールスロイスを贈ったので、なんと90台も所有していたのです。



そのような姿は、ニセ聖者として多くの批判を集めます。



でもそこには何の執着もありません。

彼はただ楽しんでいたのです。



この話は、僕たちがより深く精神性を学ぶ上で役に立つと思います。

僕たちには悟りや聖者に対して、すでに先入観があり、それは自分の成長の道をも的外れにしてしまう可能性があるからです。


次回はそのことについて述べてみます。






この情報が多くの人に届きますように。
これからも応援よろしくお願いします。




欲望と執着

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