2008年05月31日

神とは概念ではなく体験すること

神は自分に似せて人間を作ったと言いますが、それは逆で、人間が自分に似せて神を作ったのではないでしょうか。



その最も象徴的な姿が、白い鬚を蓄えて、白いローブを身につけ、大きな杖をついた老人の姿です。

それは人間の想像の産物であって、さすがに現代人はそのような神が実在するとは思っていないでしょう。



それではどんな姿をしているのか。


心をこめて自分なりに神を想像できたとしたら、その姿は神のひとつの現れ方だと思います。


仏教徒は釈迦如来像のような神を描くでしょうし、キリスト教徒はイエスの姿が浮かぶでしょう。


その人の経験や知識によって、神の姿は自由に変わりると思います。



それら全ては神であり、それらすべては神ではありません。


神とはそのように特定できる概念ではないからです。




神とは、感じること、体験することです。


「今までも、今も、これからも、常に完璧だったし、これからも完璧でしかありえない」ということを、身体の底から理解し体感すること・・・それが神の体験です。


それは思考を超えた圧倒的な体験で、絶対的な安心感に包まれた、絶頂体験です。





僕たち人生の目的は、まさにその一点を知ることにあると思います。




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