2008年06月08日

ダメ押し

それじゃ、昨日の続き、さらなるダメ押しです。



自分がどれくらい普通の存在か、それを心底理解するのは、大きな開放感を生みます。


実際僕たちはみんな、ごく普通の当り前な存在です。


何一つ特別なものがないのです。


特別優れてもいないし、特別劣ってもいないのです。

文字どおり、ごくごくありふれた普通の存在なのです。



たとえば地上に65億のバクテリアが生息しているとします。


高精度の顕微鏡で覗くと、そのバクテリアの一つ一つが頭をもたげて、私のほうが隣のバクテリアよりルックスがいいとか、優秀だとか言っています。

中には霊能力を持ったというバクテリアもいて、どっちが優れているか競争しています。


でも人間から見ると、バクテリアはバクテリアであって、優劣はありません。

彼ら自身が自分をどう評価しようと、みんな同じ普通のバクテリアです。



人間も同じです。


はるかに巨大な視点から見れば、誰もかれも同じにしか見えないし、実際みんな同じなのです。

同じということは、当たり前の存在だということです。



ただし人間の場合、当たり前さは凡庸さではありません。

なぜなら、その当たり前の一人一人の中に、とてつもなく素晴らしい存在が潜んでいるからです。

全ての人が、とてつもなく素晴らしいがゆえに、全ての人は当たり前の存在なのです。



そんな当り前さにくつろげたら、自分をよく見せる必要も、優秀さを証明する必要も消えますね。




みんながそこにくつろげば、世の中ずいぶんと住みやすくなります。




Posted by Blog Ranking at 10:50