2008年03月25日

愛と理解

今日はちょっと違う観点からお話しさせてください。


僕はここまで悪事を堂々とやってのける中国を見て、彼らが見ている世界と、僕らが見ている世界は、まるで違うものではないかと思うようになりました。

変な言い方ですが、彼らは本気で、自分たちは正しいと思っている気がしてきたのです。


時代をさかのぼって見れば、欧米諸国がアジアに侵略し、不当な植民地支配を繰り広げた歴史があります。

イギリスが清国に対して行った理不尽な政策の数々。

アメリカの日本に対する無差別爆撃と原爆投下による大量殺戮。

現代におけるイラク戦争での虐殺と蛮行。

パレスチナ問題。

世界各地で繰り広げられる紛争と貧富の差。



罪なき人が残虐な殺され方をするのは歴史の常であり、国際社会は弱肉強食のエゴのぶつかり合いで、力こそが正義なのです。

それに比べれば、自分たちがやっていることの何が悪いくらいの気持ちが中国にはあるように思えてきました。


弱い民族は滅亡するのが歴史的宿命だくらいの考えを持っているのではないでしょうか。

そうでなければ、ここまで赤裸々に開き直れるはずがありません。



それを時代錯誤と言うのは、言う側の論理であって、数千年の歴史を持つ国から見れば、この数百年など誤差のようなものなのかもしれません。

もちろんその考えが正しいとは思いませんが、我々は正しい、お前は間違っているという態度では、対立が深まるだけだと気づきました。



根本的解決は、まさに愛と理解によって得られるのだと思います。

いまこそ、絶え間ない憎しみの連鎖を超えて、人類が協調する世界を建設する時だと思います。


チベットの苦しみや、ダライラマの存在は、その大きな目的のために自らを犠牲にしているのかもしれません。




 愛と理解


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