2008年03月29日

民族意識

人間には民族的な観念のようなものがあると思います。

民族というのは特定の言語、特定の文化習慣を持つ集団ですが、その民族がどのような歴史を通って、いまこの地上に存在しているのかという経緯は、その民族の特性を語る上で重要だと思うのです。


これは民族の優劣の話ではなく、特性の話です。




日本を例にとれば、島国であるということや、農耕民族だったことが、いまでも日本人気質に影響を与えていると思います。

沖縄にも、はっきりとした琉球人気質を感じることができます。




漢民族とはどんな民族なのでしょうか。



中国の歴史はとほうもなく長く、中国が最近になって発表した古代年表では、「夏」という国が最古のもので、4000年前だったとしています。

「夏」は伝説上の国家だと言われていますが、次の「商」が建国されていたのはほぼ間違いがないので、3600年前ということになります。

平城京が1300年前だったことを考えれば、ずいぶんと昔のことです。


そんな昔から、中国という国家を担ってきたのが、中央の平原に暮らす漢民族だとされています。



その誇り高きは数千年分で、周りの国を蔑視し、自分たちを特別優れた民族だとする「中華思想」は、その時々の政権の求心力になった民族意識でした。


めまぐるしい数の王朝が生まれては消えていきましたが、今の王朝(中国共産党)も同じように中華思想がその核にあります。


そのことを前提にしなければ、彼らという存在が見えてきません。





明日、さらに踏み込んでみたいと思います。



 民族意識


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